生態系適応科学とは、生態系や生物の環境変化応答機構を解明し、生物多様性や生態系機能の維持、高い適応力を保つための条件を明らかにすることにより、適応力を利用した生態系管理や環境保全対策の提案と実現をめざす新しい学問領域です。
生態適応GCOEの第一の目的は、この生態系適応科学の体系化を一刻も早く行うことにあります。生態学の教育研究活動のトップクラスの実績を持つ研究者を中心に、工学、農学、経済学、法学などとの分野間連携を図り、学際的でかつ複合的な分野に挑戦します。

 
   
 
生態系適応研究の基盤体制は、基礎的研究、生態系の適応力を活かす保全技術の開発、さらには生態系保全対策の経済性や社会的な合意の形成までを含む社会システムのトライアングルで形成され、一体的に研究を行い、それぞれの融合を図ります。
 
   
 
 
 -生物システムの頑健性に関する理論
 -生物群集の安定化機能と進化的応答
 -生物多様性と生態系サービス
 -環境変化に対する反応予測
   -生体防御機構を利用した生物制御
 -適応性強化のための環境修復
 -温暖化に対する生態系管理
 -生態リスクの低い生物生産技術
 
   
   -カタストロフリスクの経済評価
 -生態系適応のための意思決定
 -生態系適応による社会システム運営