■共同研究

①生態系評価指標研究
-生物多様性や生態系の状態をモニタリングするために、国内外で様々な評価指標が開発され使用されている。それらの指標を整理し、文献レビューを通じてそれらの妥当性や一般性について科学的な分析を行う。
②企業緑地を対象とした生物多様性緑化ガイドライン作成
-企業の持つ事業所や工場などの土地を対象に、生物多様性に配慮した土地利用を推進するためのツールを開発・普及する。生物多様性に配慮した土地利用の必要性を解説するガイドライン、生物多様性への配慮具合を定量評価する土地利用通信簿、生物多様性への貢献度を評価する生き物モニタリングシートの3つのツールを開発し、有効活用を狙う。(JBIB持続的土地利用WGとの共同)
生物多様性オフセット研究会
生物多様性オフセットに関する海外の事例をもとに日本へ導入する
際に注意すべき事項を抽出・分析するために実証実験、経済評価、
社会システムのワーキングチームに分かれて研究を行う。
④企業の森林保全プロジェクトサイト評価
企業の取り組みを評価する手法を研究する。
⑤生物多様性に配慮したグリーン購入ガイドライン作成
グリーン購入ネットワーク技術委員会において、家具をはじめとする生
物多様性に配慮した商品ガイドライン改訂に協力する。
■共同人材育成 
①国際フィールド実習
②コンソーシアム交流会ポスターセッション
③ナチュラル・ステップ日本語化事業
④外来種調査研究
⑤JBIB企業懇談会

 
   
 

■活動実績

 
 

1)国際シンポジウム「温暖化と生態適応」
-環境機関コンソーシアム設立記念(21年2月19日)

 
   
     
 

2009年2月19日(木)ホテルメトロポリタン仙台にて、環境機関コンソーシアム設立記念シンポジウム「気候変動と生態適応」を開催しました。ミレニアム生態系評価やアジア・アフリカの現状・課題などに関する講演とともに、行政・NGO・企業・研究者それぞれの視点からパネルディスカッションを展開、翌2月20日(金)には伊豆沼などでエクスカーション(参加型の見学会・視察)を実施しました。

シンポジウムの詳細はこちら→

 
     
  2)第1回「環境機関コンソーシアム総会」(21年5月14日)               
 

初の「環境機関コンソーシアム総会」を開催。はじめに役員ならびに運営委員が選出され、会長にはバードライフ・インターナショナル副会長 市田則孝氏、運営委員として(株)レスポンスアビリティ代表取締役、また当GCOEのアドバイザーでもある足立直樹氏と(株)インターリスク総研原口真氏が選任された。メンバー募集時のアンケート結果より、GCOEへの期待、活動テーマの提案などをまとめ、全体の方向性について意見交換を行った。

 
   
   
   
 

3)学都仙台・宮城サイエンス・デイ協賛
鼎談「白神山地の今昔-世界遺産の保全の在り方」
(21年7月4日)

 
 
片平さくらホールで行われた学徒仙台・宮城サイエンス・デイは、東北大学生命科学研究科の卒業生が科学を市民・子どもたちへ伝えることを目的としたイベントで20年より実施されている。その趣旨に賛同し、当コンソーシアム会長市田則孝氏、コンソーシアムメンバー企業のアジア航測(株)代表取締役社長大槻幸一郎氏、当GCOEリーダーの中静透教授の3者による、白神山地の今昔物語を企画し、開催にこぎつけることができた。
80年代当時は自然保護団体のリーダー市田氏、森林行政官の大槻氏、生態学者の中静氏、3者3様の立場より、白神山地が世界遺産となっていく過程に関わってこられた体験と苦労話、また今後の保全について語っていただいた。なごやかな雰囲気の中で、日本の森林保護、保全の歴史とその難しさを知る機会となった。
  クリックで拡大
 
 
 

4)JBIB企業懇談会(東京・三井住友海上火災保険にて・21年8月7日)

 
 

三井住友海上、リコー、積水ハウスなど、コンソーシアムメンバーを含むJBIB(企業と生物多様性イニシアチブ)企業8社に生物多様性、生態系保全への取り組み事例をご紹介いただき、東北大GCOE教授陣との間で活発な質疑応答が行われた。この後、大学側教授陣と企業とのコミュニケーションが個別レベルでも行われるようになり、それぞれお互いの現状と課題を理解するうえで有意義な場の提供ができた。

 
 
 

5)PEM公開講義「企業と生物多様性」と「人工湿地視察ツアー」(21年9月10・11日)

 
 

(社)日本環境アセスメント協会、東北環境アセスメント協会と共催で、東北大片平キャパスにおいて、講師に足立直樹氏を迎え、PEM公開講座「企業と生物多様性」を行った。企業にとって生物多様性のもつ意味とインパクト、そのビジネスリスクとチャンスなど、企業が取り組む視点と課題について、さまざまな事例紹介をふくむ講演を伺った。
午後からは東北大学川渡のセンターへ移動し、中野和典准教授による人工湿地実験施設の説明をうけ、現場を視察した。メディア向けには中野教授が片平にてプレス発表を行い、午後からは全員で川渡のフィールドセンターへ移動。ノーエネルギー、メンテナンスフリー、ローコストの畜産排水処理技術を視察。実際に実験場で排水を流し、浄水される様子はNHKはじめTV局3社、新聞社4社の取材も入り、夕方のニュースで取り上げられた。

 
   
   
   
 

6)東北大イノベーションフェア(21年10月)

 
 

10月14日、教育研究活動や産学官連携の取組みの成果を紹介し、新たな出会いの場を創出することを目的とする「東北大学イノベーションフェア2009in仙台」に参加。今年度、GCOEの実験施設として川渡に設置された「人工湿地」の模型を展示し、自然共生・低炭素型の畜産排水処理技術の説明を行った。

 
   
   
  7)エコプロダクツ東北2009<生物多様性企画展示>(21年10月)  
 

環境省「生物多様性」企画コーナーへの展示依頼があり、コンソーシアムメンバーである一の藏、積水ハウスほか、白松がモナカ等とともに参加した。会場に「人工湿地」の模型を設置し、訪れる人に自然共生・低炭素型の畜産排水処理技術の説明。1日1回、中野准教授によるプレゼンテーションも行われた。

 
   
   
 

8)国際シンポジウム「生物多様性オフセットと生態適応」主催 (22年1月18日)
  19日 同 ワークショップ(両日とも東京:国連大学にて)

 
    国連大のビデオポータルからご覧になれます。  
 

日時:1月18日(月)  9:30~17:30
場所:国際連合大学ウタント国際会議場 (東京都渋谷区神宮前5‐53‐70)
主催:東北大学 生態適応グローバルCOE・環境機関コンソーシアム
共催:国際連合大学高等研究所、国際連合大学サステイナビリティと平和研究所、
   社団法人日本環境アセスメント協会
協力:(株)レスポンスアビリティ
参加費:無料(要事前登録)同時通訳あり

 
 

 
 

開発が避けられない生息地の消失を,それと同等の生息地を復元することで代償する「生物多様性オフセット」や,予め復元した生息地を開発業者にクレジットとして売ることが出来るバンキング制度の基本的な考え方が解説された。また,海外の3名の講演者から,既にオフセットが実施されているドイツやオーストラリア・米国における事例が紹介され,開発の抑止力としての有効性や義務化の必要性,開発事業者への影響などについて,議論が行われた。
さらに,翌19日に行われたフォローアップのワークショップでは,講演者や研究者,企業・NGO関係者が参加して,日本における環境アセスメント制度の現状や,新たにオフセット制度を導入する上での課題,費用,生息地の評価手法について,活発な意見が交わされた。
申し込み希望者が400名を超え、関心の高さに驚き、今後も継続して研究する場の提供をしていくことを約束して閉会となった。

 
   
   
  9)環境機関コンソーシアム交流会(22年3月5日)  
 

■プログラム
13:30-14:30 
講演1 「ラムサール条約水田決議:たんぼの生きもの宣言」
NPO法人「田んぼ」理事長 岩渕成紀氏
14:30-15:30 
講演2 「ソーシャル・クリエイティブの可能性」
Think the Earthプロジェクト プロデューサー 上田壮一氏
15:30-16:45 
ティータイム/ポスターセッション(企業審査員によるコンテスト実施)
1. 環境汚染に立ち向かう科学・技術と社会システム
2. 環境激変の影響を受ける生物たち
3. 生物の適応力を利用した産業の維持・発展
4. 生物多様性のメカニズムを解明する
5. 科学で解き明かす生き物の「なぜ?」
6. 環境人材育成プログラム(PEMプログラム)の紹介
-マレーシア国際フィールド実習報告,NGOとの共同プロジェクト紹介
16:45-17:45 
コンソーシアム定例総会(会員以外の一般の方もどうぞご参加ください)
17:50-19:00 
懇親会 (ポスター・コンテスト結果発表)

 
 

今回の交流会は新しくオープンした生命科学新プロジェクト棟において、初のコンソーシアムとの交流会を学生が主体となり、事務局とともに企画運営を行った。
交流会は宮城県田尻で冬水田んぼの実践的研究と教育を行っているNPO法人たんぼの理事長・岩渕成紀氏、元電通のクリエーターで映像メディア、出版のプロデュースを手掛け、伝えることのプロであるThink the Earthプロデューサー・上田壮一氏を迎え、講演を伺った。
コンソーシアムの総会では2009年度の活動報告ならびに2010年度の企画提案が行われた。下記のテーマについて、順次、メンバー、詳細をつめて、取り組みを開始していく予定であるが、参加者からの提案を4月5日まで受け付けることとした。

 
   
   
  ポスターセッションにはRA・PEM学生、合計40名が自らの研究を一般向けに表現することに挑戦し参加した。アカデミア部門ならびに企業部門それぞれトロン賞、サラヤ賞を設け、投票により懇親会で表彰が行われ、会場は大いに盛り上がった。普段はめったに見ることがない研究内容の発表は企業の方にも新鮮で、参加した学生もいかにわかりやすく伝えられるか、真剣勝負の充実したひと時となった。またPEM学生の21年度の活動紹介、国際フィールド実習の紹介も合わせて展示することができた。PEMに興味関心を持つ学生が多く現れることが期待したい。  
   
   
   
     
  10)第2回環境機関コンソーシアム交流会(23年3月4日)  
  >>レポートはこちら