2012年32日(金) 13:00~
仙台国際センター 2F 展示レセプションホール桜
お申し込みはこちら

 2011年3月11日、東日本大震災により、およそ2万の尊い命が犠牲となりました。震災からもうすぐ1年が過ぎようとしており、ほぼ元通りの住民生活・経済活動を取り戻した地域がある一方で、特に津波の被害が甚大であった沿岸部では、震災の傷痕は未だ深く残ったままとなっています。しかしながら、そのような地域において復興に向けた取組みが少しずつ進み始めているという事実は、地域社会の復興へ向けた強い意志を象徴していると言えるのではないでしょうか。
 宮城県の牡鹿半島基部に位置し、巨大津波によって大変大きな被害を受けた女川町においても、町の復興計画が2011年9月に策定され、地域社会再生に向けた様々な取り組みの実現が期待されるところです。我々生態適応GCOEにとっても、東北大学農学部のフィールドセンターが女川町にあることもあり、町の早期復興は切なる願いであると同時に、地域再生へ向けて積極的に貢献したいという我々の意思は、環境機関コンソーシアムに賛同する研究者・民間組織共通のものであると存じます。
 しかしながら、復興の最たる当事者である自治体・住民などの現場の実情をまず知り、その上で我々ができることを模索しなければ、ともすれば実現不可能な、あるいは「おせっかいな協力」となってしまう恐れがあります。実際の復興計画がどのようなものであるか、つまり、どのような理念の下に策定され、どのような目標を持つのか、どのような道程で実現されていくのか、復興計画の中で行政や住民、企業はそれぞれどのような役割を持つのかなど、基本的な計画の中身を熟知する必要があるでしょう。そのうえで、我々一人ひとりが復興のために何ができるのか、産官学の連携を今後いかに構築するべきか、環境機関コンソーシアムという生態適応の研究者と民間企業の集合体という特異な集団だからこそできる貢献とは何かなどを,行政・企業・大学がともに考え、今後の復興へ向けて講じていくべきではないでしょうか。
 今回の環境機関コンソーシアム交流会では、豊かな海に生きる町-女川町をモデルケースとして、上記のような趣旨の下、今後の復興の中心となる行政、および復興に向けて行政と連携すべき大学・民間企業の方々を迎え、復興の実際を知り、復興へ向けて解決すべき課題を産官学で共有する場になればと考えています。

コンソーシアムメンバーの方々と学生、普段会うことのない学生同士が交流できる場として、立食形式の懇親会に加えて、日頃の研究・業務・取り組みの内容を紹介するポスター発表を設けています。
ポスター賞も用意しておりますので、奮ってご参加ください。
copyright (c) Mitsuhiko Sato. All Rights Reserved.