第76回生態適応セミナー (Bセミナー)

     
 

日時:11月9日(金曜日)16:00 –

 
  場所:青葉山キャンパス 理学部生物棟1階大会議室  
     

栗田 喜久 博士(OIMB, University of Oregon)

     
  2枚の貝殻の作り方 -胚発生からみる軟体動物の形態進化-  
     
 

 軟体動物の多様な形態はおおくの進化生物学者の興味を惹きつけている.いっぽうで,その形態進化を引き起こした至近要因はあまりわかっていない. 本発表では,巻貝やカサガイなどからなる腹足類の「からだのねじれ」,二枚貝の「2枚の殻」,その2枚の殻を機能させるために必須な「閉殻筋」という3つの新奇形質に着目し,新奇形質形成に関する発生学的基盤についての研究成果を報告する.またこの研究から得られた発生学的な情報を化石記録と照らしあわすことでみえてきた,形態進化の原因となったであろう発生の変更が生じた順番(進化の順番)についても考察する.最後に,本研究を通じて浮かびあがってきた軟体動物の形態進化の特徴についても論じたい.
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