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グリーン復興とは

2011年3月11日に発生した地震と津波により、私たちの住む東北地方は、甚大な被害を受けました。この地域の社会と経済の復興は、世界の関心事になっています。

「森は海の恋人」と呼ばれてきたように、海の恵みは山、森、川、そして田んぼの営みのつながりにも支えられてきました。さらに世界有数の漁場および領地を保有する豊かな自然資本を持っており、また文化的な資源もあります。被災地の多くは、こうした生態系の恵みを最大限に利用する生活をしてきた地域です。しかし被災前のような、過疎高齢化した一次産業の生産地に戻っても、今後の東北の未来があるとはいえません。被災者は新しい営みを踏み出したいと願っており、被災前にはなかった新たな事業の考案が急がれています。また、問題解決にも地域を定期的に訪れる交流人口と、地域の生産物を優先的に購入するファン層を都市部に拡げていく共創は被災地共通の課題といえます。

震災直後に東北大学 生態適応センターから始まった「海と田んぼからのグリーン復興プロジェクト」は、主に研究者・NGOがネットワーク化されたボランタリーな被災復興支援プログラムでした。一方で本年度、復興の試みを「点から面」へ、「ヒトのつながりから、都市と現地をつなぐ商流(バリューチェーン)」へと本格化させるためには、ボランティアだけではパワー不足であり、「事業者」が本業で関わることが必要となってきました。

今、できるだけ早く復興することは願いです。しかし環境への影響評価を考えることなく、早急に山や森を削り、川や海、そして田んぼの生物多様性や生態系への配慮のない造成は、生態系の恵みを低下させ、被災地以外にも多くの二次的な災害を生み出しかねません。

そこで、新しい東北のあるべき「グリーン復興」のビジネスにおける実施計画を、事業者等を交えて改めて可視化することが重要となっています。従って、「東北グリーン復興事業者パートナーシップ」をプロジェクト内に立ち上げ、参画する事業者を増やし、スキルを最大限に活かせる事業作りを始めています。その主な内容として、塩釜市浦戸諸島にて現地社団を立ち上げ、住民対話を通してエコツーリズム開発による交流人口の増加を企画しています。また、南三陸地域ではNPO法人東北開墾と山林経営者が中心となり、町全体が一つの流域からなることから、町の地域資源を、“流域”の視点から捉えることが重要と考え、この地域資源の価値を住民の方々が認知し、この町に住む誇りを再認識してもらうこと、さらに地域資源の活用を喚起するための「地域資源マップ」を作成し、その地域資源の価値を体験するエコウォークを実施しました。特にエコウォークは地元の山林経営者自らが自然と共生した生業から復興を加速したいとの思いを伝える等、南三陸の自然資源を活用した環境にやさしい経済活動の可能性を探索するプログラムとなりました。

このように東北が本来持つ自然環境の力を活かし、環境保全(生態系保全)と地域資源を活用し、自立した地域経済の実現を、世界が注目する新たな地域再生成功モデルとして世界へ発信していきます。

 

shokuhogakushu2とは
都市生活者に対して「食べる」→「歩く」→「学ぶ」→「守る」の4つのキーアクションを提案し、「食歩学守」を事業として実現し、体感できる場や交流機会を創出します。

 

事業パートナーズ

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